吐き気がする。
耳鳴りがする。
ふらふらする。
気分が落ち込みやすい。
ある患者さんは、こんな症状が起こり、内科を受診されたようです。
最初は胃腸薬を処方されて飲んでいたそうですが
2週間経っても吐き気がおさまらず、胃カメラをすることに。
胃カメラの結果は、軽い胃炎。
そうこうしていると、ふらつきが強くなりメニエールの可能性を指摘され
耳鼻科を受診することになったそうです。
耳鼻科でも異常は見当たらず、最終的には脳神経外科へ。
脳神経外科でMRIをとっても異常なし。
そこで、お医者さんの出された診断は「自律神経失調症」でした。
自律神経失調症は、簡単に言うと心や体のバランスが崩れている状態。
身体に出る症状も原因も様々。
原因の一部には、過度なストレス・生活習慣の乱れ・急な環境の変化・女性ホルモンなども挙げられます。
その方のお話をお伺いすると、仕事や子育てにハードな毎日。
ずっと心と体が休まらず、信号として体に不調が現れたのではないかと思います。そして、「落ち込みやすい」という心にも。
心と体の関係はとても密なもの。
目の前にある山積みの仕事を〝気力〟でなんとかしようとしても
無理が続けば、体が「もう限界…」「ちょっと休んで…」とメッセージを発信してくれます。メッセージを受け取り損なうと、心のブレーカーを落とすこともあります。
これから3月4月と環境が変わり、心機一転頑張ろう!
という時期です。
気持ちがグイグイとのって、新しいことを始めるには勢いも出るいい季節です。
ただ、たまには体の声にも耳を傾けてくださいね。
疲れていたら“心のブレーカー”が落ちる前に、頑張っている自分を褒めてあげて、少し休んで下さいね。
写真は、膝で寝るミンミ。
スキがあればすぐヒョイっと膝に乗ってきます。
ほんと、ネコは休むの上手です。。。
コメントをお書きください